最近「睡眠負債」という言葉がTVでも取り上げられたりしています。睡眠不足がもたらす悪影響は日中の眠気や パフォーマンスの低下・ヒューマンエラーの増加だけでなく長期的には様々な病気のリスクや症状を悪化させることがわかってきました。
最も危ないのは「睡眠不足」だとは自覚しておらず、休日に寝だめをして何とかやりくりしている人達です。週末に寝だめをするためその日は起床時間がお昼近くになり、体内時計のリズムが後ろにずれてしまいます。こうした人たちは日中眠気があるのに仕事から帰宅して夜半ごろになると目が冴えて眠れないといった状況を繰り返します。これは覚醒維持ゾーンが後退してしまったからです。
こうした乱れた体内時計を正しい朝型に直していくには起床後2~4時間後に自然光か窓際の光を浴びることです。目に自然光が入ることが大事で眩しいくらいの方向にまなざしを向けるのが効果的といわれます。この2~4時間が大事で起床後8時間経つと修正する効果はなくなります。
まだまだ残暑厳しく、熟睡できない状況ですが免疫機能を落とさないためにも睡眠をしっかりとることは重要。毎日の規則正しい就寝・起床の習慣は大事ですね。