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NEWS&COLUMN

食物繊維の驚く効果(認知症・フレイル予防)・・・抗加齢学会総会より

コラム

今年の抗加齢学会総会でも、生活に身近な食物繊維についての発表がありました。食物繊維(具体的には緑黄色野菜・きのこ類・豆など)を摂りましょうということはここ数年言われていますが改めてその効果が分かってきたようです。

そもそも食物繊維は他の栄養素と違って小腸での消化酵素で分解されません。通り越して大腸まで来てそこで腸内細菌で分解されます。正確には水溶性食物繊維だけがここで分解され、非水溶性の方はここでも分解されず便になって排出されます。その時に大腸を刺激して排便を促すという仕事をしてくれます。さて、水溶性の方は分解されて「短鎖脂肪酸」という物質になります。最近、健康番組でも聞くことがあります。この物質がイイ仕事をしてくれることが分かってきたようです。

色々あるようですが分かりやすいいところでは腸内の壁面の細胞同士をしっかりくっつけておく(バリア機能の強化)、免疫機能の保持、そして認知症やフレイ予防には間接的に関与しているとのことです。どうやら食物繊維をとっていると睡眠の質が良くなる傾向があり、これが認知機能低下やフレイル発症を抑制するのではないかとのことでした。ちなみに中年(50代~60代)では睡眠時間が6時間以下だと7時間の人に比べて認知症発症リスクは30%もアップするとか・・・要注意ですね。

 

 

7周年

コラム

令和8年4月11日でさわらび漢方薬局は7周年を迎えました。2019年4月11日に開局し、5月1日に元号が令和になり、年が明けてすぐ新型コロナ感染症による緊急事態宣言がなされました。コロナ禍を経て、今は多くの人がマスクを外して自由に行動できるようになりました。

でも、感染症の危険は常にあります。その証拠に今年、はしか(麻疹)の流行が拡大しています。2015年には日本は麻疹排除国になりましたが、やはりこれだけインバウンドの旅行者が増え人の往来が多いと、感染力がとても強い麻疹は免疫がないと必ず発症すると言われます。ワクチン接種が有効ですが、どうもワクチン不足との情報もあります。

いずれにせよ、最後は自分の十分な免疫力を保つことが大事です。漢方は「邪(病気)」を寄せ付けない、防御機能を充実させる道具だと思います。長い歴史の中で残ってきた技術を役立てるお手伝いを続けていきたいと思っています。

 

 

アロマセラピーでアルツハイマー型認知症の予防・改善・・・日本抗加齢医学会総会に参加して②

コラム

嗅覚を鍛えることで認知機能が向上するという話の続きです。関連した別の発表では、精油のにおいをかぐアロマセラピーでアルツハイマー型認知症を予防するだけでなく発症しても改善が見込めるというものです。

具体的には昼はローズマリー・カンファーとレモン、夜は真正ラベンダーとスイートオレンジの組み合わせが最も効果的だったとのこと。日中はアロマペンダント、夜は寝室にディフューザーを置いて実験したそうです。

アルツハイマー型認知症はまず先に嗅覚がやられてしまうことが分かっています。ですからアロマセラピーで嗅神経を刺激して活性化させることで予防だけでなく改善の可能性もあるというのはうれしいことですね。もちろんすべての人に応用できるわけではないかもしれませんが手段があるのは心強いことです。

嗅覚を鍛えて認知症予防・・・日本抗加齢医学会総会に参加して

コラム

6月13日~15日に日本抗加齢医学会総会が大阪で開催され参加しました。

「老化は病」として積極的に治療するという研究が進んでおり「老化をワクチンで防ぐ?」という最先端の話題のテーマもありました。その中で普段の生活でも参考になる話題(テーマ)を紹介します。耳鼻咽喉科を受診した患者さんは81歳のおじいちゃんで元気もなくよぼよぼした印象とのこと。

患者さん:「先生、最近かあちゃんの飯が美味くなくて喧嘩になる」

先生:「味覚障害はないから、毎日同じものを意識して匂いをかいでみて」

半年後

患者さん:「先生、この頃かあちゃんの飯が美味くなったよ。先生に言われたとうり      毎日ポマードのにおいをしっかり嗅いでいたよ」

この方は自分の使っている整髪剤の匂いを毎日嗅いでいたら、ご飯もおいしくなり半年前の印象とは見違える程元気になっていたそうです。

嗅覚神経は他の神経と異なり直接、大脳辺縁系(扁桃体や海馬といった感情・記憶を主る)につながります。このことから記憶力の低下と嗅覚は関係があるらしいのです。嗅覚を鍛えることが記憶や認知機能の向上に役立つ可能性が示されています。自分の好きな香りを毎日嗅ぐ習慣なら出来そうですね。

6周年

コラム

本日、さわらび漢方薬局は6周年を迎えました。開業して3年以上は新型コロナウイルス感染症の流行期でした。 今は落ち着いていますが、その後の後遺症やワクチン副反応を含めて様々な検証が行われていくことでしょう。

最近はインフルエンザや、はしか・百日咳といった患者さんも増加しており、決して感染症を忘れてはいけません。2千年以上前からこうした病を治すために中医学をはじめ先人たちが漢方薬を残してくれました。千年、2千年で人は変わりません。

病気にならない体つくりの基本は野菜の多い食事と運動です。この2つは間違いなくエビデンス(根拠)が示されています。その上で病気を治す「素晴らしい道具」として先人たちが残した漢方薬をお勧めしたいと思います。

 

体がさびる(酸化)つまり老化を防ぐには・・・②森林浴

コラム

身体をさびさせない為には細胞の酸化を防ぐ抗酸化物質を体に取り入れること以外に、元々体に備わった抗酸化能を上げることも大事です。体には活性酸素を除去する能力がありますが加齢と共に減っていきます。

先日、視聴したセミナーの大学の研究室では超音波が体に与える影響を調べておられました。40Hzの超音波をほんの少しの時間ねずみに与えると抗酸化能が上がることが分かったそうです。実際に人でも効果があったとのこと。同じような条件は森林浴で再現できるそうです。小川のせせらぎ、鳥のさえずりなどの音に40Hzの超音波があるらしく、以前から森林浴が体にいい影響があると言われていた事と合致します。

森に行けなくても近くの公園を散歩して鳥の鳴き声を聞くだけでもいいのです。一番いけないことは家にじっとしている状態で、この能力が半減するそうです。

体がさびる(酸化)つまり老化を防ぐには・・・①漢方薬

コラム

老化の原因のひとつは身体のサビ(酸化)です。動物は酸素を取り入れてエネルギーに変えて生きています。その時に必ず「活性酸素」が発生します。この活性酸素は、外から侵入した最近やウイルスをやっける大事な働きをする反面、多すぎると自分の細胞をサビさせ(酸化)傷ついた細胞はやがて死んでしまいます。こうして老化が進むのです。

つまり細胞を酸化から守るには、抗酸化作用のあるものを取り入れることも一つの手段です。漢方薬は薬効のある植物を組み合わせたものです。植物の根や葉、花などを一緒に煮た(煎じる)汁が本来の漢方薬の形です。植物は太陽からの強い紫外線や気候変動、害虫から身を守るために強い抗酸化力を持っています。植物には多種類の抗酸化物質が含まれます。

こうした植物の力を利用することがアンチエイジングにも役立ちます。昔から民間薬として利用されてきたドクダミ(十薬)やらゲンノショウコ、お茶としてカキドオシ、ハブ茶などご自宅でわずかな時間で炊けるので、飲んで頂きたいものです。

甘茶(アマチャ)とアマチャヅルの違い

コラム

4月8日はお釈迦様の誕生日(正式には灌仏会)でお花まつりが行われるところがあります。ここでお釈迦様にかけるのが甘茶です。

この甘茶はユキノシタ科でアジサイの仲間です。それに対してアマチャヅルはウリ科のつる性植物で全く違う植物です。ただどちらも葉をお茶にして利用してきました。

甘茶の葉は生の時は全く甘くありませんが摘み取ってから発酵させると甘みがでます。アマチャヅルの葉は摘み取って乾燥させてそのままお茶として利用できます。こちらも少し甘みがありますが、サポニンという薬用人参に含まれる同様の成分があり、古くから民間薬として伝承されてきました。

昨今は国産の甘茶が少なくなってきました。当薬局にはまだ少し在庫しています。

頭を上下に動かすだけで血圧が下がる⁉・・・運動の勧め

コラム

これは先月開かれた抗加齢学会の研修会でのテーマです。(国立障害者リハビリテーションセンター;澤田先生)

適度な運動はあらゆる慢性疾患に有効であることは紛れもない事実ですが、何が効いているのか実のところはよく分からないのだそうです。そこで先生はこの適度な運動を「ラットの頭を上下に動かす」という実験でしらべてみました。

30分間ラットの頭を上下させたところ血圧が下がることが判明。これはラットを30分間走らせたのと同じ効果だったそうです。これを人にも同様に行ってみたところ、やはり血圧がさがりました。つまり頭が上下に振動するレベルの運動が有効なようです。そこでお勧めの運動は①軽くジョギング(少し早歩き程度でも可)②階段を下りる③プールでの水中歩行④バランスボールに座って上下運動

などがあげられます。「縄跳びはどうですか」と質問したところ、もちろんいいのですが今回の実験が30分間での効果発現なので少々しんどいかな、ということです。血圧降下だけでなく、糖尿病・肥満・認知症・うつ・不安症・慢性肝疾患なども動物実験で有効なデータがあるとのことです。室内で出来る事もあるので是非、毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

5周年

コラム

さわらび漢方薬局は4月11日で5周年を迎えました。5年間のうち3年余は新型コロナ感染拡大の時期でした。治療方法が確立していない未知の病ということで、むしろ漢方薬に初めて目を向けた方も多かったようです。実際に症状がひどくならずに回復された方が多く、その後も漢方のファンになられた方もおられます。

漢方のいいところは体の不調を“身体バランスの崩れ”ととらえて整えていくことで自力をアップしていくことだと思います。若い頃は何ともなかったことが、年を取るとあちこちに不具合がおこるといった場合にも強い味方です。治療の選択肢に漢方もあることを引き続きお伝えしていきたいと思います。