急に暖かくなったかと思えば寒の戻りもありこの時期は変化の多い時期です。日本の春は進級進学、就職や異動といった始まりの季節でもあります。こうした環境の変化もあり何かとあわただしくなることもストレスとなります。ストレスは一種の刺激でそれが強すぎると体にとっては大きなダメージとなり、弱くても蓄積することでイライラや不安感が高まったり、憂鬱になったりします。
陰陽五行説では春は、五臓六腑の「肝」が亢進しやすくなるとされます。「肝」は現代医学でいう血の貯蔵庫である肝臓を指すだけでなく気を全身に巡らせる働きも担っています。すなわち自律神経の機能です。ですからストレスの多いこの時期と重なって「春は肝を傷つけやすい」ともいわれます。
中医学の古典には春の養生を次のように述べています。“寝るのは少し遅くなってもいいので早く起きて、髪をほどき楽な格好で外に出てゆったりと歩いて身体をのびやかにし、芽生えた万物と同様に活き活きと活動しなさい” 少し早起きをして歩くと、朝のすがすがしい空気にふれてリフレッシュできるのでは。この時期心配な花粉も朝の早い時間には飛散が少ないようです。