お屠蘇は中国の唐の時代に日本に伝わり、平安時代に宮中のお正月の儀式として飲まれたのが始まりとのこと。
そのうち庶民のあいだにも正月三が日や祝い事の日に疫病邪気を払い、長寿幸福を願う儀式として広まりました。
お屠蘇は清酒や本みりんに「屠蘇散」を浸して作ります。
「屠蘇散」には数種類の芳香健胃薬といわれる胃腸の働きを助けてくれる香りのよい生薬が細かく刻んで入っています。
一晩、お酒に浸しておくのがいいでしょう。
今年はコロナ禍ですっかり生活がかわってしまいました。
来年こそは安寧な年を過ごせるように祈念してお屠蘇を戴くのはいかがですか。